「また来てね」と言ってくれた同室のおばあちゃん

昨日は池上彰さんの番組を見たため、母に会いに行くのが遅くなってしまった。
池上さんの幅広い知識にはいつも感心させられる。つい時間を忘れて見入ってしまった。

夕方6時ごろ施設を訪問すると、すでに入口のカーテンは閉められお休みモードだ。
母は横にはなっていたが目はパチパチ空いていた。顔を近づけ「やー」と挨拶してもジーと私の顔を見つめてニコリともしない。誰だろうと思っているのか?息子がなぜここにいるのだろうと考えているのか?
今度はki-が「こんにちわ」と話しかけるとようやくニッコリ嬉しそうにうなずいた。

ki-が「今日は肌着を持って来てあげたからね」と言うと「ああそうかい、よく気が付くね~」ていう感じで応えていた。まともな会話が成立している。私は例によって何を話そうか考え口ごもっていると、今度はki-は母と同室のおばあちゃんに話しかけはじめた。それがまた延々と続くのだ。耳が遠いため同じ言葉を二度大きな声で繰り返しながら会話を進めなければならない。

その間、私と母は無言のまま手持ちぶたさにその会話が終わるのを待っていた。そのうち母は目をつむってしまい、私も腕組をしながら寝たふりをしなければならない。
同室のおばあちゃんは、「昔小さな子供たちに煮豆をいっぱい作って食べさせてあげたんだよ」と一生懸命思い出しながら話していた。ガスもフライパンも満足になかった時代なので、ストーブ焚いてその上で料理したとのこと。昔の人は偉かったんだね~という結論だった。

無言で寝たふりの母と私は、ようやっと終わった二人の会話にホッとしながらも、何でせっかく来たのにお話しないのと責められる。そばに居てあげるだけでいいというではないか・・と内心文句を言いたかったが、母も私もki-がいなければ話ひとつ満足にできないのだ。

帰り道、まだ明るいので近くの藤公園へ立ち寄るも寒いので早々に引き揚げた。
今日は父の施設訪問はあきらめよう・・・と言いながら。

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