ホントにありがたい

コロナ禍の今、人との接触が制限され家に閉じこもりがちなので、できることは限られる。
それでも昔と違って、最近は便利なもので、パソコンにスマホに読書専用電子機器、kindleが私の相手をしてくれる。
特にkindleはまだ買って間もないが、読みたい小説がすぐダウンロードできて、誠に重宝する贅沢品だ。
もちろん現物の本より若干安いとはいえ、お金がかかるので読み放題とはいかないが、クレジットの額に注意をしながら厳選して読むことにしている。
夜寝るときや退屈なときはkindleで、少し勉強したいときは普通の本でという風に棲み分けしている。
今は西條奈加さんの「心淋し川」(kindle)、斎藤幸平さんの「人新世の資本論」(単行本)を読んでいる。
前者は言うまでもなく本年度直木賞受賞、後者は2021新書大賞受賞作品だ。
20210213120012_p.jpg20210207095538_p.jpg
どちらもまだ途中だが面白く読ませてもらっている。

とくに後者は、昔々、私が京都の私学生の頃、60年安保に絡んだ全学連や全共闘運動が激しかった時代で、その思想の原点であったマルクス主義を思い出させてくれるのだ。当時、マルクスの資本論はやたらと難しいというイメージだったが、それでも私は訳も分からずデモに参加したりもした。とにかく何かしなければいけないという思いが学生を急激な革命思想や行動に駆り立て、挙げ句機動隊との激突にまで発展したものであった。今思えば懐かしい思い出話に過ぎないが、その頃はとにかく行動が重要だった。デモに参加することで疎外感、孤独感を免れることができたのだ。
今回の「人新世の資本論」はマルクス主義の再来だけれども、昔感じた革命や何かをしなければならないといった悲壮感は全くなく、実に穏やかな導き本のようだ。内容は私には少々難しいが、昨今の気候変動や食糧危機、格差の極大化に対する救いの手のように思える。現実にはどのように実践すればよいのか、あるいは私達でも無理なく行動可能なのか、クライマックスに入りつつあるが興味津々である。今ほど資本主義が色あせて見えることはない。今こそ社会主義が目新しいことに見えることがないのかもしれない。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント