愛しきスズメたち

新芽.jpg                                                      (芽吹き始めた芝桜)


早朝寝床でまどろんでいる時の事。


コトッ、コトッとかなり大きな音がするので


あれ?うちのki-ちゃん、もう起きて仏さんへのお参りか?


と、寝ぼけ眼で、「どうしたの?」と隣の仏さんの部屋を尋ねるも、あれ?誰もいないではないか。


その奥の部屋にもいない⁇。


再び寝床に戻り、おかしいなあと思いながら耳を澄ませていると、


再びコト、コトと今度は窓の方から聞こえる。


すると1羽の雀が窓辺で羽ばたいているのが見えた。


どうやら雀が犯人らしい。


雀は別に珍しくもないが、窓のガラスが見えなくて激突するという話は聞いたことがない。


しかも何度も窓をたたくので、間違ってぶつかっている風にも見えない。


まるで中へ入れてくれと訴えているみたいだ。

DSC_1003.JPG


そういえば、


今年に入って4カ月。


新型コロナに明けて新型コロナで暮れる毎日。


恐ろしさのあまり家から一歩も出ようとしないki-ちゃんが、庭にお米を撒いて


バードウオッチングし始めていたので、結構の数の雀が集まってきていたのだ。


そのうちの1羽に違いない。


それにしても、ここまで何度も窓ガラスをたたく雀を見たことがない。


外出自粛をこの雀もしなければならないと思ってのことであろうか?


今や人間も雀もひそかに忍び寄るサイレントキラーズにおびえ切っている。


お米を撒いて助けてくれる人間とスズメはタッグ組もうと提案してくれているのかもしれない。


望むところだが、「ところでスズメちゃんは何をしてくれるの・・・?」


鳥インフルエンザは嫌だし・・・!


結局人間は窓をぴしゃっと締め切って、スズメちゃんの侵入をしっかり防ぐのであった。


つまるところ人間は自分のことしか考えないのだ。


お米を撒くことだって暇つぶしだから。


その証拠にわがki-ちゃんは言う。


「せっかく高いお米をあげるのだから、私が見ていてもちゃんと食べるところを見せなさい。逃げるんでない!」・・・と。


要するにペットとしての役割を果たせというのだ。



今日もうちの小さな庭にやってくる雀の群れを私たちは待ちわびている。


新型コロナに脅えながら。








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