幼児化する老人

今、内田 樹さんの「サル化する世界」と梯 久美子さんの「サガレン」という本を読んでいる。

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どちらも楽しく読ませていただいているが、いずれも北海道新聞日曜欄で紹介されたものだ。


道新の日曜欄では、毎回面白そうな本が紹介されていて、私はいつもそれを楽しみにしている。


町には本屋さんも少なくなり、このコロナ禍、図書館もやっているのかやっていないのか?わからないこともあり、今は新聞や広告で本の紹介欄を見るのが楽しみなのだ。



内田 樹さんの「サル化する世界」という本はネーミングが今一だし、昔見た「猿の惑星」という映画を思い出させたりして、あまり期待をしたわけではなかったけれど、読み始めて実に面白い(なるほど)と思った。


私自身、時々自分がどんどん幼稚になっていくような気がするし、今の社会情勢もいろんな分野で進化しすぎて逆に劣化したり、子供のころ、こういう悪いことはしてはいけませんと、散々教えられた悪事が政治の中枢でまかり通っている状況を鑑みると、人間がサルに近づく時代が現実的になるのはあながちあり得ない話ではないのではないか?・・・と納得してしまうのだ。


そんな時、先日、今流行りのツイッターにて、検事総長定年延長問題に関し、今の安倍政権がある思惑のために利用しているのではないか?という疑惑が盛んに発信されていたので、私もツイ悪乗りして同様の批判ツイートをしたのだ。


「安倍さんは法律を全く理解していないし、解釈をするうえでも基本的姿勢が完全に欠如している。したがって憲法改正を語る資格はない。」

そうツイートしたのだ。(実ににえらそうですみません)


このツイートに対しては他者から何の反応もなかったけれど、相手が安倍首相という一国の総理大臣なので、何を言おうが許されると高をくくっていたのは否めない。


発信した人間はそれについてどういう反応があるか、あるいは他の人間はどう言っているかについて気が気でない。つい何べんもスマホをいじくる羽目になる。


そんなスマホの中で、ある人の「単に批判することからは何も生まれない」というツイートにドキリとさせられたのだ。


「そうだよなあ~批判したり反省するだけならサルでもできるよなあ~」と思うと同時に何の社会的影響力のない人間が過激な批判をつぶやいたとしてそれが何の足しになるのだろうか?


単なる欲求不満のはけ口ではないのか?


だから黙れというつもりは毛頭ないし、批判すらできないかの大国よりはましである。


しかしほとんど大した影響はないといわなければならない。だって、私はアメリカ大統領・トランプではないのだから。


ツイートの数が政治を動かすこともあるではないか、と慰めはあるかもしれないが、SNSというのは恐ろしい世界で、下手をすると自殺者を生むことにもなりかねない。大いに注意を要する諸刃の刃なのだ。


確かに内田 樹さんの本の内容は節々で大いに合点のいくことが多々ある。しかし私のようにすでに幼児化した老人や、すでに60過ぎの救いようのない人たちが、ではどうすべきか?・・・

まだ読んでる途中なのでわからない。(多分読み終えても分からないと思うが)


私の悪い癖は、いつも人を頼りにすることだ。著名人のまっとうな意見を聞いて留飲を下げつつそれで満足して忘れてしまう。


それで満足しているからいつまでも成熟した、それなりの老人になれず、あっ!自分は幼児化していると気づかされる羽目になる。


時すでに遅しなのだ。現に、日本の今の国情は新型コロナがなくてもとんでもなく劣化した社会の体制を許している。


私たちが吟味して選択してきた政権に委ねているのだから。


そういう意味で大変参考になったわけだ。



梯 久美子さんの「サガレン」(樺太のことらしい)は、現在のロシア・サハリンの紀行文で、昔、宮沢賢治や北原白秋、林芙美子らが訪れたことがあるということで、それと重ね合わせながら旅情を掻き立ててくれる本だ。


旅好きの人必見とあったので同時並行して購入した。


サハリンはここオホーツクから割と近くて遠いところ(気分的に)にあるし、多分行くことはないと思うが行ってみたいという気持ちはあるので、


全編想像を駆り立てながら行った気分になれれば”インデナイカイ”と思っている。


まだ3分の1も読んでいないので感想を述べるには至っていない。


多分紀行文なので私の感想など述べるだけ無駄だろう。そんな暇があったらさっさと読めよと言われるのがおちだ。


しかしブログの記録とボケ予防の作文にはなる。


これ以上幼児化しないよう注意して読むことにしよう。




























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