この先どうなるのか?民主主義は?

最近目にした本です。
「憲法と君たち」佐藤 功、「憲法の想像力」木村 草太、「世界が認めた「普通でない国」日本」マーティン・ファクラー ・・・等、主に憲法に関する本を読み、さらに

「資本主義の終焉と歴史の危機」水野 和夫、「世界史の極意」佐藤 優、と進み、

そして現在、「ポスト資本主義」広井 良典、「世界共和国へ」柄谷 行人(以上敬称略)、と格闘中。

ここに至って少しの方向性が見えてきました。

今日、戦後70年経って、100年をサイクルに大きな節目が来るとささやかれています。

それが何なのか?知りたいではありませんか。

(なお、突然ですが、私の悪いところはチョット本を読んですぐその気になり、合点だと思いこむことです。これを浅はかと言うのでしょうか?)

その辺に注意しながら考えてみました。

今のゆゆしき事態は、何でしょうか?
世界人口のたった一%の人が残り九九%の人を支配し搾取しているということではないでしょうか。
この1対99の割合は、多分いろんなところで言われているので正しいのでしょう。
さらに、そのことがなぜゆゆしき事態なのか?それは不公平が許されないからです。格差はない方がいいに決まっているからです。民主主義も歴史もそう主張します。

もっとも、その僅かな富める人たちにとっては、優越的立場にあり、努力のたまものなので、何の問題でもなく、そういう社会こそ素晴らしいと主張することでしょう。資本主義だから当たり前なのです。格差が嫌ならあんたも頑張ればよいということでしょう。

問題は、頑張ってその数字が反対の比率になるなら誰も文句は言わないし、人はそう信じて頑張ってきました。
ところがその格差が縮まるどころか拡大の一方で、世の大半の人々が没落の運命にあることなのです。

ここに民主主義の危機があります。このままでは多数決の民主主義によって現システムが否定されてしまうはずです。それは危機ではなく当然の帰結というのかもしれません。
民主主義が面倒ならウソでもデマでもネットで拡散して体制をひっくり返すポピュリズムが蔓延するのです。

上記著書の水野氏や広井氏は、成長と発展の極大化はもはや世界周辺に於いて限界であり、社会は「定常化段階」にあるとされています。「定常化段階(社会」)という言葉は新しい言葉ではないそうですが、私にはあまり聞いたことがなく、何か資本主義を超えた新しい段階を想像してしまいます。そういう世界があるのなら早くいった方がいいと思います。

ことはそう単純ではないのでしょうが、アメリカトランプ現象といい、EU分裂の危機といい、明らかにグローバル否定の現象が見て取れます。経済のグローバル化が避けられないなら、政治的ナショナリズムで時計の針を無理やり逆戻りさせ、没落した自分たちの復権を図ろうとしているかのようです。

経済の教科書によれば、資本主義は利潤の極大化が最終目的であり、周辺国に搾取できる利潤が少なくなってきたら、再分配を少なくして、商品としての労働力しか持たない被雇用者や一般市民から取り上げようとする。格差が広がるのはまさにここにあるというのです。
格差否定の思いが、その原因を宗教的要因や移民の問題にすり替え、ひいては行き過ぎたグローバリゼーションのせいだとしながら自国第一主義を唱え、現実をフェイクと叫ぶ。

私にはその真偽は不明ですが何となくわかるような気がします。

そんな中、
では我が日本ではどうしたらよいのでしょうか?
世界各国がヒステリックに右傾化し、ナチスドイツのようにこぶしを上げて叫びだしたら・・・
このままでは本当に100年サイクルの第三次世界大戦突入が危ぶまれます。

そこで
私の単細胞の頭は日本国憲法への回帰へと向かうのです。

アメリカの日本駐在記者であったマーティン・ファクラー氏は、上記「世界が認めた「普通でない国」日本」と題する本の中で、我が日本政府が劣等意識を抱いている「普通の国」になりたいという願望を、客観的にやんわりたしなめているのです。戦争や武力でもって問題を解決できる野蛮な国がなぜ「普通の国」なのか。なぜそんな暴力的な国を目指そうとするのか、冷静な目で我が日本を見ているのです。憲法9条で平和を希求する日本こそ全世界憧憬の的だというのです。

「憲法と君たち」の佐藤氏は、改憲論者の根拠としている「押し付け憲法」論を、憲法制定当初から立ち会った立場で明確に否定しています。それどころか我が日本国憲法(即ち我が日本国)を守らなくてはならないのはこれからの若い君たちだと説いているのです。
国民主権、基本的人権の尊重そして平和主義のどこが押し付けなのでしょう。押し付けられなくても自明の論理です。我が国はそれを戦争という苦い体験から導かれ、獲得した共通の思いなのです。

少し話が飛躍してアホかと思われるかもしれませんが、ここはひとつ頑張って話をつなげましょう。

佐藤 優氏は「世界史の極意」の中で、世界で起こっているテロをはじめとした社会現象を、政治経済宗教、あらゆる角度から解き明かそうとしています。とくに宗教的観点は、私たち日本人にはわかりにくいことですが、歴史をアナロジカルにみるためには必至であるとしています。
厄介なイスラム国がなぜしぶとく勢力を拡大できるのか?ロシアのウクライナ南部併合がなぜロシア人民の高い支持率が得られるのか?歴史と宗教的背景なくして解き明かせないというのです。

歴史は言うまでもなくそれぞれの民族意識によって解釈を異にします。そこにそれぞれの主張がぶつかって最悪戦争に至るのです。各国の自明の理は各国共通ではありません。だからなんで相手がそう主張するのか理解できません。相手が主張することが理解できなくて「めんどくせぇ!いてまえ」となってしまうのです。


世界共通の自明の理こそ今必要とされているのではないでしょうか。
そしてそれがわが日本国憲法ではないかと思うのです。
日本国憲法は宗教でも教義でもありませんが、世界の人が憧れる理想郷なのです。

ロシア、中国、その他民主主義国家とはいいがたい専制国家では、すぐには国民主権といった政治手法を受け入れることは難しいかもしれません。即自明の理とはいかないかもしれませんが永遠の真理だと思うのです。

もちろんそうはいっても、問題は世界の仕組みがどうなるかということです。
ポスト資本主義といわれるゆえんです。
「定常化社会」がいかなるものか?
そのもととなる思想は?

今、日本国憲法を持つわが日本こそ世界のリーダーとなることが要求されていると思います。
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この記事へのコメント

ムーミン
2017年03月15日 20:39
今晩は~!! (*^_^*)この先ど~なるかは分かりませんが 私的にはね~!!ケーセラー セラーなるよ~になる~!!ですね~!! な~んてね~!!(*^m^*) ムフッ
2017年03月17日 08:26
コメントありがとうございます。
国際情勢を私が憂いても仕方ありませんが、ケセラセラ~と、世界はきっと良識あるから大丈夫と思いたいですね。

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